一、十、百、千、万……

 という数の数え方は誰もが小さい時にならったであろう。




1億でいいからください・・・





 京(ケイ)ぐらいまでなら誰もがソラで言えるだろうが、その先まで覚えてる人は中々いないのではなかろうか。

 しかしMAXの桁が無量(大)数だという事は記憶している人も多い事と思う。

 この無量大数、数字に表すと10の68乗という途方もない数字だが、では無量大数より大きな数字は存在しないのだろうか?

 実はあるのだ。

 『華厳経』と呼ばれる仏典の中に通常の数法とは異なる名数が記されており、その中に「不可説不可説転」というものがある。

 これを数字に表すと10の37218383881977644441306597687849648128乗にもなる。

 もはや何が何だか分からない数字であり、一体どういったときに使えばいいのかすら謎だが、いやはやそれぐらいのお金があったら何に使えばいいんだろう、などとゲスい事を考えずにはいられないのはきっと私だけなのだろう。


 ちなみに無量大数は有名だが極小の単位はそれほど浸透していないように思える。

 命数法の漢数字で最も小さな単位は『涅槃寂静』(ねはんじゃくじょう)で10の-24乗。

 これは仏教用語で煩悩の炎の吹き消された悟りの世界を表す言葉らしい。


「無量大数」の上ってありますか?? - Yahoo!知恵袋


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