最近の『ポケットモンスター』のアニメを見ているとイライラする事が多々ある。
だったら見なければいいだろというのは当然のツッコミなのだがサイタマのジムリーダーと呼ばれた俺がポケモン関連の情報のチェックを怠るわけにはいかない(キリ
30歳一歩手前のオッサンが何を言ってるんだと思うだろう。
しかし、ポケモンバトルには頭脳戦もあれば心理戦もあり、大人をも魅了する素晴らしい魅力が満載なのだ。
それは、ポケモンの売り上げや、ポケモンの大会に電卓持参でダメージ計算しながらポケモンバトルを行う
ただ、そんな素晴らしいポケモンのアニメが以下の事柄などから(最近は特に)理解に苦しむことが多い。
・主人公はいつまでたっても成長しない10歳のこども。
(関係者発行の小説によると、ポケモン世界は10歳で成人という裏設定があるようだがどう考えても世論に対する後付け設定で、常識的に考えてもとても受け入れられるものではない)
・少なくとも実際に現実世界では約14年経過、作中でも山越え谷越え(徒歩で)、都市間・地方間を移動しているのだからそれなりの時間が経過しているのは明らかである。
・なのにいまだにタイプ相性すら覚えていないサトシ
・相性どころかルールすら覚えていないサトシ
・新天地へ旅立つと、なぜ今までの経験を全て忘れたかのようなド素人バトルしか出来なくなるのか、重度の脳障害に冒されているかもしれない、ポケセン行くより人間の病院に行った方がいいのではないか。
・ひょっとしたら平行世界のサトシか、もしくは完全な 別人 なのかもしれない
・同じくピカチュウもそうである。
ライチュウでもないのに御三家最終進化系や伝説クラスとタイマン張れているので少なくとも推定レベル50はくだらないはずなのに生まれたばかり(推定レベル5)のツタージャに完敗。
どういうことだってばよ……
・ピカじゃなくてヘラクロス・ゴウカザル・グライオンをあたりを連れてきた方が色々と捗るだろうに
・つーかなんで置いてきたんだよ、舐めプか
・早く ライチュウに進化 させてやれ
・「かわせ、ピカチュウ!」と指示を出し、難なく命中100の技をかわすピカチュウ、粉ガブもビックリのチート性能である。
・サトシの意味不明なポケモン育成方法
現在ピカの技は
10万ボルト
エレキボール
電光石火
アイアンテール
(かわす)
だと考えられる(持ち物不明)が、まず10万とエレキボールが完全に被っている。
これは間違いなくどちらか一つでいい(オススメは10万)
そして一番重要な点は、電光石火はアリだとしても
アイアンテールの仮想敵が完全に謎
であるという事だ。
誰に撃つつもりなんだ?
単純な数字としては、10万ボルトの攻撃力が95×1.5(タイプ一致)で142.5となる。
アイアンテールの攻撃力は80で、これははがねタイプの技なので威力はそのままである。
はがねで抜群をとれる岩と氷タイプには2倍ダメージで160となるが、その二つは電気等倍なので10万ボルトでも142.5のダメージは出るわけだ。
こんな事ではたして技スペースを一つ消費するほどの価値がアイアンテールにあるだろうか?
サブウェポンはメインウェポンの効き目が薄いところをカバーするのが基本だよ?サトシクン。
その上現環境では岩と氷タイプは流行ってないためほとんどみかけないという状態。
テラキオン(いわ・かくとうの準伝説級)ともなれば話は別だがテラキオンが出るような大会をピカチュウでどうにかしようと考える方がどうかしているのでそこについては議論しない。
個人的には、電気技を無効にされてしまう対地面タイプ用にくさむすびや大会に出るようなら結論パ用にめざめるパワー氷をオススメする。
技的に努力値はAとCに振っていそうだが、この技構成ならCに252、Sに252振り切れる
(ピカで耐久調整はあまり現実的ではないかな)
・そもそも旅の目的がよく分からなくなってきた。
『ポケモンマスターを目指して旅に出る』とあるがそもそもポケモンマスターとは何なのか。
強くなることなら前述のようにその描写が見て取れないし、全てのポケモンをゲットすることだとしてもポケモン手帳開くだけでまるでゲットする気なし。
社会に出たくなくてただ惰性で旅を続けているアダルトチルドレンと見なされても仕方のない行為である。
・あんな可愛い女の子と旅をしていて変な気を起さないというのは、すでにサトシの股間のポケットモンスターは戦闘不能の可能性がある、ああ心配だ
……など不可解な点が多数あり、疑問に思ったポケモンプレイヤーも多い事だろう。
アニメ製作陣には是非ともwi-fiレーティングバトルで1600をキープするぐらいの実力は欲しいものだ。
ところで思い返してみるとサトシの奇行は今に始まった事ではない、昔からしばしばあった事だ。
しかし最近それが妙に目に付く、何故だろうか。
それはロケット団(ムサシ・コジロウ)の存在が大きかったのではないかと思う。
「なんだかんだと聞かれたら~」の口上から「やな感じ~!」と叫びながら地平の彼方に飛んでいく様はポケモンアニメを見た事ですらなんとなく思い浮かべる事ができるだろう。
もはやテンプレ、いやデウス・エクス・マキナと言ってもいいだろう、水戸黄門の印籠よろしく何があっても最後はロケット団が爆発オチで持っていってくれるのだ。
そう、つまり今まではサトシがどんなクズプレイをしようがそれ以上のクズが毎週いたからそれが表立つ事はなかったのだ。
しかしポケットモンスターベストウィッシュになり、これまたもはや別人になったとしか思えないロケット団2人は、完全にシリアスなキャラに成り代わってしまい、お決まりの狂言回しをする事がなくなってしまった。
結果、サトシの奇行が目立つようになりベルなどのサブキャラもただ五月蝿いだけの魅力ないキャラに成り下がっている始末である。
昨年脚本家の首藤剛志さんが亡くなって今製作陣がどんな体制で製作しているかはよく知らない。
しかしポケモンが世に出て15年、今から新参というユーザーもなかなかいないだろう。
まったく成長しないサトシを見て、はたしてポケモンファンは納得しているのか。
さすがにそろそろ大会で無双するサトシクンを見たいところではある。
それが無理ならもうマサラタウンに帰って就職活動したほうがいいのではないか、とリアルな事を考えてしまう(笑)
アニメじゃないけど仮面ライダーなんかは時代に合わせて上手い事やってると思うんだよなー。
ポケットモンスター ブラック