率直な感想としては無期懲役はちょっと重いのかなーとは感じます。が、1年以上前から計画を企てていたということと、ターゲットが一国の総理大臣であるという社会的な影響、そして殺傷能力のある手製の銃という危険性を考えればまぁしょうがないのかなという気もします。

生い立ち云々に関しては私も判決同様特に思うことはありません。世の中親がヤバイ宗教にハマってる人なんて山ほどいるわけだし、極論山上被告より不幸な生い立ちの人達なんて腐るほどいるからです。その人たちが全員人を殺すのかと考えるとそんなわけないわけで、これはやはり山上被告個人の我欲を満たす行動と言わざるを得ないのではないかと思います。

なのでこれから判決が送達されて2週間以内に控訴するのか否か注目が集まるところですが、したとしてもあんまりどうこうなる雰囲気ではないかなあと感じます。

それよりも私は統一教会への解散命令についてけっこう疑問を持っているというかちょっと危ないかなと思ってるタチでして。なんの刑事判断もされないまま民事で公序良俗(90条)違反で宗教団体解散?これっていいんかな?と思っちゃうんですよね。

例えば宗教団体内で洗脳行為や拷問行為があったとか、家族を人質に取られたとか、それこそ殺されたとか。実際あるんですよ?宗教団体の幹部が寄付しない教団員殺して起訴されたとか。そういうのならまだ分かるじゃないですか。警察がしっかり調べて証拠集めて検察に立件して司法の場でそれが明るみに出て、そこでようやく「この宗教ヤベーわ」となり解散命令出すならわかりますが、この件はどうにもちょっと一般的な流れを逸脱しているんじゃないかなあという感じが私がしてます。

言い方はあれですが現状「あなたのお母ちゃんが勝手にこの宗教にハマっただけでしょ」段階だということです。嫌ならやめる権利もあったし、嫌なら抜ける権利もあったでしょということです(少なくとも司法の場ではです)それで一宗教に解散命令を出すのはいささか勇み足なのではないかと危惧するところであります。

寄進や寄付、要は宗教団体の「金集め」というのも基本的な活動の一つであることは言うまでもないです。そんなもんキリスト教だってイスラム教だってヒンズー教だって仏教だって創価学会だってオケラだってアメンボだってみんなやってます。
私はあまり信心深くないのでにわかには信じがたいのですが、世の中には「生きてる間に徳を積めば死んだ後も極楽浄土にいって贅沢三昧ができる」とか思ってる宗教熱心な人がそれなりにいるらしいんです。徳を積むってのがどういうことかっていうと要は金なんですよ。生きてる間に高い掛け軸買ったりありがたい教本買ったりして神様仏様にお祈りするんです。ぶっちゃけ俺は「アホだなー(そうだよアホだよ)」としか思えないのですが、その人はガチでそう信じてて、自分の使えるお金を自由に使ってるんだからそれはもうしょうがないようなあとしか言いようがないです。

例えばAKBっていたじゃないですか(まだいる?)なんか何枚もCD買って握手券とか、俺には「そんなもんレコード会社の肥やしにしかならねーだろ」としか思えないんですが、ファンはそれがその子たちの力になるとか応援になるとか本気で思ってるわけです。それはもうしょうがないし、何も言えないですよ。
ところがそこでその親御さんから「うちの子がAKBにハマっておかしくなってます!このままじゃ家族崩壊しちゃいます!」とか言われて国が「よし!じゃあそんなヤバイグループ国家権力で解散させるわ!」ってなったらちょっと危険な気しないですか?私はちょっと危ないなって思います。

そんなこんなで、私は今回の裁判よりもどっちかというと統一教会への解散命令の方について疑問を持っているタイプであります。ここからは完全に私の推理というか邪推なんですが、統一教会って朝鮮系じゃないですか。あっち系へのマネールートが何に使われるかってぶっちゃけ大半がマネロンなんですよね。しかも宗教団体という最高の隠れ蓑です。だから実はこの件を建前にしてデカイ資金洗浄ルートを潰すのが解散命令の本命だったんじゃないのかなあと考えちゃったりしてます。
だって現に人を監禁したり殺したりしてるのにのうのうと宗教活動続けてる新興宗教なんて世の中に山ほどあるわけですよ?だったらそんなもんも早く潰せばいいじゃねえかと私は考えてしまうんですが、どういうことなんですかねえ。