1.お金持ってる人

まずはこれ。理由は単純明快で「絶対にもめる」からです。
法定相続分で考えて、各々の取り分が数十万とか数百万ぐらいなら「面倒見てた誰々が全部持っていっていいよ」となるケースも多いようですが、各々の取り分が数千万円以上になるような、ちょっとお金持ち以上の相続では、みなさんが想像している通りの展開になります。「うちは家族みんな仲がいいから絶対大丈夫だ!」と思っていても必ず揉めます。1145141919%揉めます。

なので、雲の上から相続人間の争いを眺めたくない人は一筆したためておくことをお勧めします。数字でいうと数千万円台後半以上の財産がある人(相続税の申告が必要になりそうなレベルの人)は遺言を残しておいた方が色々とスムーズかなと思います。



2.複数回結婚している、または内縁の夫(妻)がいる

これも理由は同上。もめる可能性が非常に高いです。




3.第三者(赤の他人)にお金を渡したい人

遺産は原則親族(相続人)に渡ることになり、赤の他人に渡ることはまずありません。なので、例えば生前お世話になった看護師さんとか、色々と助けてくれたお隣さんとかにいくらかお金を渡したいというときは、遺言にその旨を書いておくという方法があります。相続人ではないので相続というわけにはいきませんが、遺贈という形で渡すことができます。



4.身内に障害者や保護すべき人がいる人

基本的に遺言というのは財産絡みのことを書いておくケースが多いと思いますが、後見の指定などもすることができるので「自分が死んだらこの子どうなっちゃうんだろう……」というケースでも遺言を残しておくと、その後の執行者や後見人がスムーズに動くことができます。



5.子どもがいない人

私のような結婚もしておらず、子どももいない人の遺産は直系尊属(父・母)にいくわけですが、一般的に親は先に死ぬわけで、その時は兄弟姉妹にいくことになるので、現実でもそうなるケースが多いでしょう。

ところが世の中には「兄弟は他人の始まり」という言葉が示すように、兄弟には財産を渡したくないという人がけっこういるようなんですよね。単純に兄弟仲が悪いというケースもあるでしょうし、別に仲が悪くなくても「アイツはアイツで自由にやってるから、それよりもこのお金は恵まれない人たちのために使いたい」と考える人もいるようです。理由はそれぞれなのでしょうが、現実には兄弟には渡したくないというケースが往々にしてあるようなので、そういう時は遺言でその旨を残しておけば、兄弟には遺留分がないのでそれで終わりです。





その他よく聞かれること



>遺言って作るのにいくらかかるの?
自分で作る(自筆証書遺言)ならタダです。それをタンスに入れておくのもいいし、法務局に預けるなら数千円程度の手数料がかかります。公正証書遺言を作りたい場合は最寄りの公証役場に問い合わせてください。



>遺言に「家族仲良くね」とか書いてもいいの?
書いてもいいですけど法的効力はないです。遺言に書いておけるのはザックリ言うと、お金に関してと後見に関してです。それ以外のことは遺書としてお手紙で残しておくのがよろしいかと個人的には思います。公正証書で作るときは、公証人の人に相談してみてください。「必要事項だけ書きましょう」という人もいれば「軽く理由を付しておきましょう」という人もいるようです。



>遺産分割っていつまでにやればいいの?
それ自体に特に制限はないですが、相続税の申告や相続登記について期間制限があるので、相続税がかかるようなちょっとお金持ちのご家庭は、半年ぐらいを目安に全部終わらせるように動いた方がいいと思います



>相続って誰に頼めばいいの?
弁護士か司法書士か税理士でいいと思います。自分が司法書士だから言うわけじゃないですが、個人的には司法書士メッチャオススメです。自分はともかく(苦笑)真面目で優しい先生が非常に多いので、心が弱ってるときは話しやすいのと思います。あとは士業のネットワークがあるんで、揉め事が起きたら弁護士に回すし、税金のことがきたら税理士に回します。逆もそうです。相続登記が弁護士や税理士から回ってくるので、仕事内容はどこに頼んでも上手く完結するようになってます。行政書士でも相続やってる人いますけど、アレはちょっと違うんじゃないかなと(スイマセン)銀行はメッチャ高いです。司法書士がパックで20~30万でやるところを150万とか取ります……







85点

ハイスピード雷電って感じ。疑似3Dとあるが、触った印象はあくまで古き良き2Dシューティングといった印象を受ける。グラフィックやサウンドも〇。言い換えればそれ以上目新しい何かがないともいえるが、まぁこの値段なら充分であろう。ちょっと斑鳩感もあるかも。