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ッケイ!!

というわけで無事に合格できました。

あとは来週の頭に口述試験という二次試験があるのですが、それは試験というよりも本人確認のための面接(替え玉&反社チェック)らしいので、事実上試験合格という事です。

長かったようで受かってみたらこんなもんかという感じだし、簡単だったかと思えばとてつもなく長い道のりだったという、言葉では上手く表現できない不思議な感覚です。まぁリアルには長かったですけど(笑)

今年の試験の感想としては、合格点を見て最初に思ったのが「合格点高っ!」でした。去年より10点近く高いですからね、自分が受かったから言うわけじゃないですが、今年の合格者はけっこう精鋭揃いだと思います。

合格者の方々とは研修やら何やらで出会う事もあると思うのでよろしくお願いいたします。

んで不合格だった人、特に基準点は超えてたのに総合得点で落ちた人。落ち込むなっつっても無理だと思うから言いませんけど、諦めるにしろ続けるにしろそんな焦る事ないと思います。年明けぐらいまでは遊んでいいんじゃないかな(笑)
(※.もちろん基準点にすら届いてないような人は1秒でも早く始めてください)

俺も去年絶対受かったと思ってたら落ちてたし(というか点数は受かってたわけだし)相当凹みました。
筆記試験の結果が来てすぐ勉強再開しましたが、やっぱり全然集中できず本腰入れてはじめたのは年明けからですから。っつーか今勉強したこと来年の7月になんか覚えてねーっつーのww

司法書士試験の受験者なら分かってくれる感覚だと思うんですけど、基準点超える程度の知識があるとあとは「合格の順番待ち」というか「問題のヒキ次第」みたいなところがあります。

というのも司法書士試験は、今年でいえば280点中216.5点以上で合格とありますが、じゃあ100点のテストで80点弱取れば合格できるのか?というとそういう試験ではないわけです。

午前のマークシートで8割以上とって、午後のマークシートで7.5割以上とって、午後の申請書記述で5割以上とって、かつそのトータルで8割弱取らないといけない試験なんです。

午前で満点とろうが午後のマークシートで7.4割だったらその時点でアウトなんです。記述は採点すらされないんです(苦笑)

俺の体感ですけど、これなら100点のテストで90点とる方がよっぽど簡単ですよマジで。

前述のとおり今年の合格者は数字を見てもレベルが高かったと思うので、今年200点以上取ってる人は余裕でその順番待ちラインにいると思います(実際210点とか取ってれば去年だったら受かってるわけだし)

まぁちょっとキビシイ言い方になるかもしれませんが、受験資格に制限のないペーパーテストに受からなかった人なんて結局2種類しかいないわけですよ。

「受かる前にあきらめた人」



「受かる前に死んだ人」

だけです。

もちろんあきらめたりする事が悪いことだといっているわけではないです、現実にそうなるってだけです。

ということはですよ?目指して頑張ってるうちはすでに誰もが合格しているということです。
俺は「逆シュレディンガーの猫」って呼んでますけど(笑)これって実は勝ち戦なんですよね、あきらめない限り絶対受かるんだから。

まぁ俺も短期合格したわけでもないし、優秀な成績で合格したわけでもない(合格者の真ん中ぐらい)のであまりエラそうな事は言えません。

ただ合格目指して勉強続ける人には頑張ってほしいし、撤退するという人の意思も尊重します。正直このレベルの資格試験は結果がどうなろうとマジで人生が(良くも悪くも)ズレます。

俺は今年で40になりました。勉強自体は特に辛いとは思っていませんでしたが、人生で一番楽しい時期が20代だとしたら30代の男なんてプライベートでは結婚して子どもができて、仕事では昇進して人を使う立場にもなる、人生で一番脂が乗ってる時期じゃないですか。文字通りの「ボリュームゾーン」ですよ。

そんなときに俺は何をやってるんだろう……と精神的な「圧」を感じることは正直ありました。

これからは法律家として頑張るつもりではありますが、それも大成する事だとは限らないし、早めに見切りを付けて受験から撤退するというのも選択肢の1つだと思います。

ただもう一度だけ言いますが、あきらめなければ必ず受かります!これはマジです。

ウサイン・ボルトみたいに走りたい!とか大谷君みたいなホームランを打ちたい!とかそういう事ではないのだから、勉強の才能や法律の才能なんて何1つ要らないです。必要なのはやる気と努力、何より「覚悟」だと思います。

半分冗談ですけど、俺はもし今年落ちたら正直「ト」ぼうかなと思ってたぐらいなんで(笑)
少なくとも最後の一年はそれぐらいの覚悟を持って勉強してました。

なんかエラそうな話になってきちゃったんでそろそろ〆ますけど、司法書士試験が自分に教えてくれたのは民法でも不動産登記法74条1項1号でも会社法322条でもなくて

「最後までやりきることの大切さ」

だったんじゃないかと思います。



と、カッコよく〆たところでお祝いに美味しいもんゴチソウしてくれるって人からの連絡待ってます!(オイ)